新年のごあいさつ(安全、安心で健康な住まい)
元旦に起きました能登半島大地震で被害にあわれた皆様、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。(安全、安心で健康な住まい)
いつもなら年末年始の楽しい話題で年頭のFBを書くのが日課でしたが、元旦の日に起きた能登半島大地震でどのように書き始めを初めて良いかずっと迷っていた、熱いぜ社長神木です。
年末よりいつも通りに餅をつき、神様を飾り、紅白を見て、二女の巫女さんバイトを喜び、美味しいおせちをいただいて始まった、辰年の元旦。
今年も先代より続く神事を滞りなくこなしさわやかな元旦の朝を迎えました。
毎年お願いする、ひで蔵さんのおせち料理での朝からのエビスは最高でした。まさか夕方にあのような震災が起きてしまうとは、兄弟口々に何も元旦におきなくても、、、の声しかでない中、改めて当たり前は当たり前ではないと感じました。
恒例の兄弟会で盛りがっている最中に一斉に鳴った緊急地震速報、
我が家もゆっくりと長く揺れていましたが、津波のシーンや、大火事被害、夜から朝へと被害の尋常さが浮き彫りになるにつれ、地震の大きさが痛いほどわかる状況は、東北大震災を彷彿させるものでした。
陸地に近いところでの大地震は、積み木の家のように家をおしつぶし、山崩れをおこし、大事な物資を運ぶ道やインフラにまで大打撃を与えました。4M近くも陸地が隆起して地形が変わるほどの威力は想像を絶するものです。
東北大震災の時もそうでしたが、住まいに携わる者として本当にたくさんの事を考えさせられます。そんな時にMS構造設計の佐藤実先生の投稿が、心に響きました。
以下は佐藤先生のFBからの引用です。
今、既に木造住宅に住んでいる人は、耐震補強をしてほしい
地震発生するたびに、強く思います
「大地震など、いつ来るかわからない」
「発生確率が・・・」
「建築費用が・・・」
「耐震等級3まで必要か!!」
「耐震等級1で十分!」
「耐震性能は選択させるべき」
などなど、様々な意見があると思いますどれも、人それぞれの考えであり正解も間違いもありません
それであれば予防できることは予防してください
「天災」である地震発生は防げません、しかし地震による建物倒壊は「人災」です
なぜなら、予防できるから!できるはずの予防策を怠り、被害を発生させることは「人災」です
人災は防げますいま、被害を受けた能登半島の方々になにかできる話ではありません・・
不謹慎かもしれませんが、今だからこそ、本気で考えてほしいことなのです
建築士も、建築業者の方々もいつまでの呑気に
「耐震等級3はいずれ・・・」とか「間取りの制約が・・」など言い訳ばかりするのはもうやめて
人の命を預かる仕事をしているということを本気で考えてください
耐震に関心の無い人はいません、耐震に言及しないお施主様は耐震に関心がないのではなく
耐震性能など、当たり前に兼ね備えているという信頼があるから言及しないのです
それを、建築士、建築業者が耐震に関心ない、だから耐震等級3は不要と
都合のよい解釈はやめましょう!
とにかく、予防策はやれるだけやってください、生命、健康、財産の保護が図れます
「予防は無駄になることがラッキー」そう考えてください!
当然、既に建っている住まいの事もしっかり向き合わなければなりませんが、上記の話はまず新築を建てる工務店は絶対に忘れてはならない事だと改めて思いました。
お施主様は耐震性能は担保されていて当たり前と思い、住まい創りの相談に来られるのです。当社でも許容応力度計算(構造計算)による耐震等級3は、当然標準ですがそこに気づかないと工務店が人災を起こしてしまうのです。
↓当社が耐震等級3にこだわる理由はこちらです。
川越の平屋の住まいの後、始まりました川越の真南の家の構造体です。同じさいたま断熱改修会議のMaaoの荒木さん設計のお住いを建てさせて頂いてます。荒木さんによる構造計算された耐震等級3の住まいはこれからもお施主様幸せをしっかり守っていきます!
許容応力度計算による耐震等級3だけでなく、制震ダンパー(ウィンダンパー)も荒木さんの設計では標準施工です。
皆さん勘違いするのは、耐震か制震を選ぶのではなく、耐震性能がしっかりある上で制震ダンパーがしっかり機能するということです。
耐震性能がないと始まらず、その等級1~3まであっても3にしないと命も暮らしも守れない事を分かってほしいです。そうです!等級も選ぶものではなく3なのです!
また、震災があると怪しい訪問販売が横行します。耐震や制震をうたう輩も多くでます。しっかり根拠があっての耐震、制震機能のですので、皆様お気をつけください!
今も救助作業、インフラ整備、ボランティアなど多くの方が能登で戦っています。そのような人に迷惑をかける住まいを世に送り出さないことは建築に携わる者の使命です。
しっかり肝に銘じ、辰年がしっかり丈夫な住まいが建つ年となるようスタッフ一同尽力して参ります。
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