酷暑の夏、エアコンをちゃんと効くようにするには断熱が大事です!
酷暑の夏、エアコンをちゃんと効くようにするには断熱が大事です!
(快適で悩み事のない住まい)
夏休みに入りましたね。
学校運営協議会の会長として母校・大井中を応援しています、熱いぜ社長神木です。
先日、大井中の生徒たちが行っている夏のボランティア活動を見学してきました。暑さに負けないたくさんの笑顔に出会い、こちらも元気をもらいました。
前回のブログでは、2階の暑さ調査についてお伝えしました。
今回は、昨年断熱工事をさせていただいた、食事が美味しいと評判の”デイサービス そらまめ”さんの調査です。”デイサービス そらまめ”さんは、築55年を超える建物で、断熱工事は天井と床下、窓改修をさせていただきました。
そこで、この酷暑の中、断熱がしっかりと効いているのかサーモグラフィで実証見分してきました。
現場には一部、無断熱(未施工)の打ち合わせルームもあり、施工済みの箇所との比較ができました。
所長様からは、
「エアコン代が節約でき、太陽光発電の売電が増えました。」
「足元だけ冷えてしまって、頭が暑いといった不快感がなくなりました。」
という嬉しい声をいただきました。
40度に近づくこの酷暑の夏、冬は服を着込めば何とかしのげますが、夏はエアコン無しでは生きていけません。
さらに、近年の異常気象により、夏は年々長く、より厳しくなっています。
電気代を下げ、エアコンの効きを良くする断熱工事は、命に係わる大事な工事です。
ぜひ、皆さん真剣に考えて見てください!
下記に、写真と説明を載せますので、どうぞご覧ください。
デイサービスそらまめさんと、我がさいたま断熱改修会議の断熱ライター高橋さんです。
そらまめさんは、住宅ではないため、断熱の補助金が出ないにもかかわらず、入所者さんや職員さんのために、昨年、窓・天井・床下の断熱工事を実施してくださいました。
さらに、このように、断熱セミナーを開いてくださっています。
今回、この酷暑の中、その効果がしっかり実証できて、本当に良かったです。そしてデイサービスそらまめさんは、冷凍食品等は一切使わず、全て自然素材の手作りのお食事を提供しています。
衣食住はどれも大切と言われる中、素晴らしい取り組みで社会に貢献しています。
いつ伺っても入所者の笑顔が溢れています。これからもしっかり応援していきます!

ここが築55年超え、断熱工事未施工の打合せルームです。外はすでに気温36度を超えていました。
サーモグラフィで確認したところ、天井は最高温度を示す“白に近い色”で、39度を超えていました。
さらに、アルミシングルガラスのサッシは直射日光が当たっていないにもかかわらず、なんと約42度。これでは、どれだけエアコンを稼働させても効き目が感じられず、ただ空しいだけです。

左の窓は木製で、入口のハキダシ窓はアルミシングルサッシです。先程のサーモからも、窓からの熱がじわじわと部屋に入っているのがわかります。補助金を賢く活用して、まずは“開口部”からしっかりと断熱対策をすることが大切です。

こちらは施設内中央にある天井断熱、床下断熱を施工したトイレのサーモ画像です。
画像の通り、高断熱住宅の象徴ともいえる「黄色一色」に近い色合いになっています。
トイレにはエアコンは設置されていませんが、天井32度・床31度と、その差はわずか1〜2度。
温度ムラがほとんどなく、断熱がしっかり効いていることが分かりました。
これなら、冬場に起こりやすい“ヒートショック”により、トイレで倒れる心配もありませんね。

これは入所者専用のトイレの画像です。お世話をする職員の皆さんは、これまで本当に汗だくで働いていらっしゃいました。今回の断熱工事によって環境が改善されたことは、本当に良かったです!

こちらは、仮眠室のサーモ画像です。通常の天井、壁、床の順で温度が高かったのですが、なんと①番の土壁オンリー壁が約35度で一番高かったです。
今回、壁は断熱未施工でしたので、その結果が如実に現れました。
天井部は安定の黄色の31度、②番床付近は29度、エアコンの側でも、その差は2度。
色が表す程の温度ムラはなく、心地よく入所者さんが仮眠していました!

こちらが先程の仮眠室の画像です。まさかエアコンのすぐそば、袖壁部分の温度が35度近くにもなっていたなんて、職員の皆さんも驚かれていました。
サーモグラフィの画像は本当に正直で、噓がつけません(笑)

こちらは、先ほどご紹介した断熱未施工の打ち合わせルームの天井面の温度です。
温度は36度近くあり、屋根が熱せられ、それが直に天井面に伝わっていることがよく分かります。夏は天井面の温度が低いほど快適です。

こちらは天井上にグラスウール吹き込300ミリ断熱工事をした、施設内玄関の天井面の温度です。
32度弱あります。当然、玄関専用のエアコンはないですから、良い数字だと思います。
この断熱施工により、玄関の体感温度も快適に保たれており、効果を実感しています。

これが昨年行いました、天井グラスウール吹き込み300ミリ施工前の様子です。築55年超えですので、古民家とも思える梁が歴史を物語っています!

そしてこれがグラスウール吹き込300ミリ施工後の様子です。
工事はさいたま断熱改修会議の仲間ダンネツさんが行いました。
おまけで+50ミリ、計350ミリ吹いてくれました、ありがたいです。
この天井上の300ミリが屋根の暑さを防いで、エアコンのエネルギーを逃がしません。
既存住宅でも人が入れるスペースがあれば、このグラスウール吹き込みはできます。おススメです!

こちらは築55年超えの民家の床下です。見事に無断熱状態です。これでは冷気が直に床面に影響してしまいます。

そして、これが気密性能も高いウレタンで、吹付断熱を床下にした状態です。
これで、冷気も上には影響させません!
これからも断熱改修でエイジング・イン・プレイス(自宅でできるだけ長く自立して安心、安全に暮らす事)を目指して頑張ります!
お気軽にお声かけください。
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